サッカーの競争について

サッカーの競争について

BPYC第1節 vs FCB1


2学期のリーグ戦が開幕いたしました。1学期のTJLとは違い、競技力の高いチームが参戦するリーグとなります。
私が2学期から取り組もうとしている事を発信したいと思います。


2学期は「競争」について考えております。


競争とは要するにポジション争いです。そのポジションでいかに結果を出すことができるか、チームで与えられた事をどれだけ正確に実行することができるかがこの競争を勝ち抜くための要因です。


私はここに疑問を持ちました。サッカーでの勝敗は得点差によって決められます。では結果を出すとなったら、ゴールを決めることとゴールを決められるのを防ぐことの2つが結果を出す行動と言えます。


それならば結果を出すことができるのはFWとGKしかいないのでは?と思ったのです。また、サッカーの競争に敗れた選手を救うことがサッカークラブにできるのか?とも考えました。


DFは相手ゴールから遠くゴールを決めることはFWより難易度が高くなります。ゴールを防ぐこともGKよりかは決定的なものを防ぐ回数は少なくなります。


MFは自陣のゴールも相手のゴールも同じ距離くらいにポジションとなり、中途半端であると言えます。GKはルールで1人しか置けませんし、FWばかりではボールを前に運ぶ選手がいなくなり、DFも手薄になってしまいます。


結果を出したい、試合に出たいという気持ちはポジションをぐちゃぐちゃにしてしまう可能性があるということです。


それでよい時ももちろんあります。しかし、周りを見ながら置かれた状況で自分にできる事を考え、実行する。チームで決められたこと+チームが勝つために自分を出すことが出来る、自分のためにプレーが出来る選手が良い選手なのではと思います。


よい選手の定義は各クラブによって変わってきます。我々のクラブでは「頭」を使おうとする選手を大切にしていきたいです。



競争を強いてしまうと、選手の個性が薄まってしまいます。序列ができ、序列の高い選手の真似をしようとします。12歳以下の選手が自分にしか出来ない事を気づくことはかなり難しいことです。


このブログを読んでくださっている皆さんもそうだと思います。自分の良さ、組織でこの能力が重宝されていると自分で気付けている方は素晴らしいと思います。


個性は他人から認められてから自覚が始まると思っています。


ところが早くから競争が始まってしまうと、個性を自覚する前に、誰かの代わりとして誰でもよい役割を請け負う選手が増えてしまいます。序列の高い数人の選手だけが、個性を発揮する組織になり、その他の選手は序列の高い選手のためにプレーすることか当たり前になってしまいます。


私はサッカーを最初からそのように捉えて欲しくありません。


まずは自分のプレーが楽しくて、向上したいと思うことがとても大切だと考えます。


結果までの過程の中で、自分が貢献している、必要とされている。だから、もっとその過程を良くしたい、結果に繋げたいと思える環境を作りたいと思います。

本日は応援に来ていただき、ありがとうございました。
インフルエンザが流行し始めているみたいです。手洗い、うがいなどの予防をお願いいたします。


また、9/15にゲームがやってきます。その次また9/22にやってきます。一つ一つ、プレーしていきます。