チームワーク、力を合わせること

チームワーク、力を合わせること

 

チームワーク、力を合わせること
本日はBPYCの延期分、第3節vsBANGKAPIとのゲームでした。
 
各それぞれ、出来ることが増えたからこその課題が見えました。
 
ゴールが取れそうな状況を自分たちで『作れる』ようになってきた。
 
それはとても良いことです。
 
相手のミス、偶発的なゴールも得点は同じ一点です。
 
しかし、意図的なゴールの喜びは大きく、自信になります。
 
自分たちでゴールチャンスを作り出すことにはチームワークが欠かせません。
チームワークとはなんなのでしょうか?
 
サッカーに必要なチームワークは同じ作業をみんなで一緒にやることではないと考えます。
 
各個人がやるべきことをやるべきタイミングでプレーする。そこに1人で完結するプレーはなく、常に他の選手が関わるプレーとなる。ミスや相手の攻撃に関してはゴールを守るという基準から助け合いや補完関係となる。
 
他にもたくさん要素はありますが、要するにプレーの選択肢はチームメイトが作っているということを個人が理解することです。
 
個人が行うパス、ドリブルやシュート、その他守備のアクションも全て周囲の関わりが判断の基準となり実行されるものです。
 
「ボールの行き先はボールを持っていない人が決めている」のです。
 
ボールを持っていない時のプレーでどれほどの人数の選手がボールを持っている選手に影響を与えることができているのかがチームワークと呼ばれる組織の力の一つの判断基準です。
 
なのでみんなで同じプレーをすることはほとんどありません。各個人に別々のプレーを求めます。学年の中にも差があります。
例えば、登山です。体力があり、強い子は早く山頂へ到着できます。まだ体力がない選手は速くしろと言われ、山頂に到着するのが遅れます。
そして下山になると先に到着した子は後で到着した子たちが山頂へ着くまで休めています。
遅れて到着した子たちは山頂に着いた瞬間休む間も無く下山しないといけません。
 
こんな状況で皆さんならどうしますか?
 
体力のない子をある子に合わせさせるようにしますか?それは理不尽となります。体力のない子たちにとってその登山は何の為にもなりません。その子たちにこれは何の為に登っているの?と聞かれたら、具体的に答えることができないと思います。
 
言われた通りにやればいいと考えてしまうのは、選手の成長に繋がりません。
 
なぜ体力に差があるとわかっていながら同時出発するのか、同時の下山をするのか?
 
そういった疑問を思いつく選手を作り出さなければいけません。そういった理不尽に気づいた選手に対して「確かにそうだね。どうすればいいかな」と聞けるような大人であるべきだと思います。
 
それぞれ違いがある選手たちを受け入れて、成長していく。
 
我々が育てようとしているのは「問題を気づき解決しようとする選手」です。「全てコーチの言うことを聞いて考えない選手」ではありません。
 
まずは私が選手を信頼して、本音を引き出さなければいけません。
 
本日は応援、ありがとうございました。
 
私もまた一つ年を取りました。結果はいい結果ではなかったですが、内容に希望を見出せました。いい誕生日であったと言えるように、またトレーニングしていきます。
 
また、日本では東日本を中心に台風による甚大な被害が出ていると聞いております。
皆さんの親族の方の無事を心から願っております。
 
私たちは一生懸命プレーすることしかできませんが、少しでも選手や見てくれる方に勇気や心動かされる振る舞いがピッチの上で体現できるようにしたいです。
 
スポーツの力によって前向きに生きていく、INFINITOはそんなクラブでありたいです。
 
今後ともよろしくお願いいたします。