TJL第7節 vs Cerezo Osaka

TJL第7節 vs Cerezo Osaka
U8:勝利すれば優勝へ大きく近づく一戦でした。緊張している選手、興奮している選手と大切なゲームであることを理解している振る舞いが見て取れました。相手はどのゲームも前線からプレッシャーをかけてきます。ミスを誘発し、ゴールを取りに来ます。そこをかいくぐらなければいけません。かいくぐることを放棄することは簡単です。プレーせずにボールを前に蹴れば良いのですから。我々はサッカーを指導している身としてそこを意図的にかいくぐることを選ばなければいけないと思っています。それはU8の年代においても同じです。そういう意味ではこのゲームではほとんどの選手がプレーをしてくれました。相手のプレッシャーの中で、見たり判断したりしていました。「こんなにできるのか」という選手もいました。約束事の枠組みの中で判断してプレーする経験を積み重ねたいと思います。次節、引き分け以上で優勝となります。勝利を目指すのはもちろん最終節に良いサッカーを見せることができたらと思います。
U10:も同じくプレッシャーをかいくぐることにチャレンジしました。前半、後半共に上手くいく時といかない時がありました。その差はなんなのでしょうか?そこの理解が必要だなと思います。サッカーには一人のプレーで変えられる状況などほぼないと考えています。複数の選手の関わりが問題を解決してくれるのです。それを知らなければ全て一人で解決しようとしてしまい、なぜ上手くいったのかが自分の力でだけの打開になってしまいます。「どうやったらうまくいくのか考えること」を考えることが楽しいと思ってもらえるようにトレーニングしなければなりません。「惜しい」を2回続けてしまいました。それは私の責任です。まず1週間良い準備をします。
U9:サッカーをすることの根源である走る、戦うことができる選手が増えてきました。プレーしたいと思っている証拠だと思います。「ボールに関わりたい」から「勝利とゴールを取るためにプレーしたい」に変わってくる学年だと思います。後者が多ければ組織的なプレーが可能になります。その狭間で揺れる選手をうまく導いてあげたいです。しかし、後半は学年が上の選手との対戦の際に相手は学年が上だったからということを言う選手もいます。「強い相手には勝つことができない」という考えを改める必要があります。そこは私の仕事です。まずはU9全員を戦える選手にしていきたいです。
U12:前節よりは近づいたと思います。まだ、選手が勝利を意識できるほどの距離ではないと感じました。要求は出てきています。支持にも現れてます。じゃあそれを聞いてプレーするとなるとまだできません。私もそういうことがあります。月曜日に大使館へ在留届けを提出しに行ったのですが、その際、記入事項が多く書くことに夢中になり、職員の方の説明を聞いているのですが理解できておらず、書かなくてよいところを記入してしまいやり直しになってしまいました。これはどこを注意すれば良いのでしょうか?選手にも同じことが起きていると言えます。その場のコミュニケーションで解決するのは難しく、ミスも起きがちです。トレーニングでリハーサルしたり、判断できる基準があったりするとそういったミスも減らすことができるのではと思っています。「知ってるからプレーが早くて速い」ここを目指してトレーニングしたいと思います。
全体には「行きたいところへの道に迷った時、何もしないでそのまま歩き続ければ辿り着くと思う人?」という質問からサッカーに置き換えて話をしました。調べる、聞く、戻るなど色々なアイデアが出てきました。私の意見は「そもそも迷うことが無いように事前に何度も確認して、出発したい。それでも迷ってしまったら戻りたい。じゃないと辿り着いた時、なぜ辿り着けたのかわからないから」と伝えました。ぽかんとしている選手もいましたし、頷く選手もいました。知ってもらえればなと思います。また、サッカーのお手本を見てくれという話もしました。これは私の願望なので、うまくいくかはわかりませんが、できればチームのビデオを選手と共有したいなと思っております。選手は自分がプレーしている姿をあまり見たことがありません。ましてはチームメイトと一緒に見たことは一度もないと思います。そのような機会を一度設けたいと思っています。様々な刺激を与えて、チームを最適化していきたいと思います。
本日は暑い中、応援ありがとうございました。