U12World challenge South Asia qualify 5/24-26

U12ワールドチャレンジ東南アジア予選無事終了致しました。

結果は全敗です。私はいつかここで勝てるようになりたいと思いました。

5/24-26にバンコクのトンブリ大学にてU12World challenge 2019 South Asia qualify(https://u12-juniorsoccer-wc.com/2019/SEAQ/)に参加してきました。
周りはタイのジュニア年代を牽引するスーパークラブばかり。日系のチームは我々のみの参加でした。
我々はTリーグでもお馴染みのブリーラムユナイテッド、タイの街クラブの強豪のアサンプションカレッジシラチャ、マレーシアのInspire budak BOLA academyのグループでした。最終日の順位決定戦はコンサドーレ札幌に所属するチャナティップ 選手が運営するクラブ、でした。


Day1vs budakBOLA football academy
vs briram united
Day2vs  Assumption  College  Sriracha academy0-18(0-11/0-7)結果はグループリーグ:4位
Day3chanatip sports academy
力の差、次元の違いを痛感いたしました。

私はこの大会を通じて2点、まず1点目に、私自身相当、悔しかったです。選手が全力を出せたとしても及ばない相手を目の前にして、自分の指導力の無さ、無力さを痛感いたしました。試合後、相手のコーチにリスペクトから気を遣われる度に心が震えました。我々は未来のために負けてもいい。そういう理念を持っているクラブなので、この大会を前向きに捉えて今後に活かす。これは絶対にやっていかなければならないことです。しかし一つ一つのゲームの価値を気にかけずに「負けてもいい」をただ繰り返していくと負けることへの恐怖、嫌だという気持ちが薄れてきてしまうように思えました。この3日間、試合後、選手たちはいつも明るい雰囲気でした。どれだけ点を取られて負けてしまっても少し経てば、笑って談笑していました。私はこの振る舞いはとてもいい面もサッカー的によくない面も兼ね備えているなと感じました。いい面はポジティブで切り替えられていること、気にしていないこと。サッカー的によくない面はサッカーの勝負の価値が彼らにとってとても低いものになってしまっているんじゃないかと感じました。「勝ちたいけど負けてもいい。」そう見えました。この考え方を組織の力で「勝つために全てを出し尽くす。絶対に負けたくない。それでも負けてしまったら素直に相手を讃え、原因は後で考える。」にもっていかなければなりません。勝敗はコントロールできません。ですが、それを自らの力、チームの力でコントロールしにいくことに挑戦しなければいけません。「結果はどっちでもいい」ではたどり着く限界があるということです。この圧倒的な敗戦をどう捉え、どうシフトしていくのかは今後の我々にとってとても大切です。


2点目は子どものコミュニケーション能力、国際理解能力は高いということ。この大会に参加できて本当によかったと思った点です。東南アジアの様々な国、タイの様々な地域から集まった大会ですので、相手チームにもこの大会で戦うチームはもう2度と試合できないかもしれないという感覚があり、どのチームも積極的に他チームとコミュニケーションを取っていました。INFINITOはその輪に入れるかな…と心配していましたが、オフザピッチのところでは日に日に国際交流をしていました。たどたどしい英語を使ったり、わざと日本語を使って相手にやりとりを教えたり、ジャンケンやスマホゲームなど共通の話題で盛り上がったりとかで私もびっくりするほど、仲良くなっていました。子どものコミュニケーション能力の高さを目の当たりにしました。最終的には2日目に仲良くなったスコータイFC(Tリーグの下部組織)の選手にアイスを奢ってもらっていました。(この後、絶対に3日目いいプレーで返すと約束しました)こういった環境、経験が大切です。バンコクにはいるけど学校も日本語だし生活も苦労しないので、心地よさにより日本人との接する密度が高くなっている彼らにとって相当刺激的だったと思います。3日目にはJリーグコンサドーレ札幌に所属するチャナティップ 選手が運営するチャナティップ スポーツとのゲームでした。ゲーム前にチャナティップ 選手のお父さんと写真を撮り、また思い出が増えました。入場時にはプロ同様国際大会のアンセムが流れる中入場し、用具のチェック、セレモニーも全て英語。また試合中のレフリーも英語です。聞き取れなかったのか意味がわからなかったのか度々間違えてしまうこともありましたが、国際舞台へ放たれた選手たちはこの大会で過ごす時間で成長していきました。タイに来てよかったと思える舞台だったと思います。国際舞台に立つサッカー的な振る舞いはまだまだです。ゲームに臨む前の気持ちの作り方、セレモニー時、整列時の姿勢、写真を撮る時の笑顔の作り方、握手の仕方、試合が終わった後の振る舞いなどなど経験を通してコミュニケーション能力のある日本人を目指して欲しいです。
どんどん自分でコミュニケーションを取らないといけない、取りたいと思える環境を作っていきたいと感じました。


保護者の皆様、大切な学校の休んでまで大会の参加にご協力していただきありがとうございました。選手は一生の思い出になる経験をすることができました。
6,7月も我々にとって大切なゲームがあります。選手の中でサッカーの価値が高まり、いつかやってくる大切なゲームで全てを出し尽くせるように尽力したいと思います。
暑い中応援、ありがとうございました。