子どもたちの心は聴いた言葉でつくられる

「相対年齢効果」という言葉があります。これは4月から学年が始まる今の日本の学校制度において、同学年の中の競争で、生まれた月の差によって生じがちなひずみのことを指します。

要するに、同学年の中でも早い時期に生まれた子の方が、遅く生まれた子よりもスポーツや学業において有利だということです。

例えば、私立の開成高校に受かる子は4月生まれが3月生まれの1.5倍多い統計があります。野球やサッカーなどのプロスポーツ選手にもやはり、4~6月生まれが多い傾向があるそうです。

 

 

(上記引用)

親御さんであれば、幼少期の1年の違いがいかに大きいかは認識していただけると思います。実際、生まれたばかりの赤ちゃんと、10ヶ月を過ぎ、既に歩き始めていた赤ちゃんとが幼稚園や、小学校では同じ学年として過ごします。

4~6月生まれの子は幼稚園入園前のトイレトレーニングなどを焦る必要がなく、ゆったりと子育てが出来、周りからも褒められて育つことが多いようです。

運動も発達が早いせいで、小さい頃からチームの中で選抜に選ばれたり、良い練習環境・教育環境を与えてもらえているという傾向もあるそうです。

しかし、4月に生まれた子が絶対的に運動能力が高い訳ではありません。早く生まれた分、成長するまでは同学年の中で相対的に能力が高いだけです。

本来、何月生まれであろうと、その発達スピード自体には変わりがないはずです。

それでは何故、上記のような差が生まれるのかというと、

親は気づかなくても、子ども自身がクラスの中で自分は周りの子よりも劣っていると勝手に思い込んでしまっていたり、周りの友達や親から投げかけられる否定的な言葉が、子どもの身体に染み込んでしまっているのが、やはり根本的な問題なのでしょう。(逆は自己肯定感アップ)

しかし、我々大人の行動次第では、今すぐ、この瞬間から、子ども本来の姿を取り戻すことが可能です。子どもたちだって、成長することに貪欲だった赤ちゃんの頃を!親も、周りと比較することなく、笑顔で励まし子育てしていた自身の姿を思い出せば!!

具体的には

1、大人は、生まれ月によって我が子の才能が埋もれてしまう恐れがあることを理解し、周りと比較せず「接し方」「言葉がけ」に気をつけてあげてください。同時に、生まれ月により差がつくことがあること、周りと比較して自信を無くす必要がないことを子どもたちに話し理解させ、安心させてあげることが肝要です。

2、更に、子どもが毎日過ごす幼稚園や習い事も、周りに左右されず、その子に適した環境を選ぶことを願います。具体的には、子どもたちの発達や成長を理解し、一人一人を丁寧に見れる少人数保育。我が子が、選抜やメインとして扱われるような環境のスクール。あるいは、体操など個人スポーツを選択する等々です。

最近、体験に来てくれる子が多く嬉しい限りです。

と同時に、謙遜なのでしょうが、うちの子は…という声も時々聞かれる様になりました。子どもの発達は、生まれた月の差だけでなく、個人差も大きいものです。保護者の方々には、安心して子育てした頂きたいと思います。

子どもたちの心、行動は、聴いた言葉で形づくられます。

小学生年代までは、皆にチャンスがあり、そこでの失敗、成功体験が必須です。自分で努力を習慣化できるまで、我々大人は、前向きな言葉で子どもたちと接していきたいものです。

 

インフィニトでは、

他のスクールでは難しい、一人も残らず自信がつくサッカー指導が得意で可能です。

体操もサッカーも、成功体験を積み重ね、子どもたちのゴールデンエイジを 花開かせる、子どもたちの為の指導をしています。